1997年10月アーカイブ

いきなり問題児!?

今日は恐かった…。今日のクラスの「テクノロジーと教育の発展論」の先生。めちゃ、こわかったよ。みなさん、これなんて読む?「WISKE」…わいすけ、うぃいすけ… まー、いろいろ、あると思いますが。これが先生の名前です。

さて、クラスにいく前にエレベーターでこの先生に会いました。とりあえず、挨拶をしよーと思って声をかけます。「ハイ、ミス…」この時、僕は何も考えてなかったのか「ウイスキー」と先生を呼びました。はい、先生の顔がすこしこわばったのが分かります。そのまま、クラスへいって授業スタート。先生の第一声は、僕のほうを見ながら「ハイ、マイネーム イズ ストーン・ワイスキー。ウイスキーではありません。」

他のクラスの人間は先生が冗談をいっていると思って笑っています。笑ってないのは僕ひとり。彼女は、教育工学の理事をやっています。さてさて、正康くんの運命はいかに。来週あたりくびかな…。重い足取りに更に追い討ちをかけるように思いつく…。「明日のクラスも彼女のクラスだ。」4クラス中2クラスは彼女のクラスをとっています。これから先、どんな風になっちゃうんだろー。とりあえず、リーディングをちゃんとやって、クラスで発言するしかないか。そー、思いながら家に向かうのでした。

一言: わからない事はカンでやらない。

今日は結構まじめな日記になりそうです。人を教えるのは大変ですが、この先生が考えるに、次の四箇条を出来れば人間は簡単にものごとを理解するようです。

1. 明確にインフォメーションを掲示する。
たとえば、「この問題は難しい」とか、「さっきと同じ問題だ」などと、きちんと生徒に情報を提供する。

2. インフォメーションを相手に反復させる。
たとえば、ただ、問題を解かせるだけではなく。インフォメーションを生徒の経験と関連づけさせる。

3. 的確なフィードバックをリアルタイムでする。
たとえば、問題を解いている生徒が何か明らかに間違えを起こしたら、その場で何気なく間違っていることを教えてあげる。「あれ、なんでそうなった?」とその場で聞く。

4. とにかくやる気を出させる。
でも、褒美をあげたりするのは、褒美がなくなった時に意味がなくなるのでだめ。この点、コンピュータを使ったり、新しいことを試したりして、生徒に自分はなんか特別だと思わせるのも方法かな?

さて、これを読んだ人。「こんなの当たり前だろ。」なんて思ってるかもしれませんね。でも、これが出来てない先生は多いんですよ。日本の学校なんて、まったくこれがないように思えますが…。この4ヶ条を「セオリー・ワン」といいます。これがすべての教育方法の原点みたいです。今度、人に何かを教える時は試してみるのもいいんじゃないかな?

一言: 効果のある物は単純だからむずかしいんです。

お母さんに電話する

いやー、昨日は楽しかった!!さー、今日もがんばるぞ、なんて思って冷蔵庫開けたら…そうだった、何もないんだ…。昨日があまりにも幸せだったので、精神的ダメージも大きい。あー、腹減ったよー。また、エチオピアンになると思うと悲しくなって来たよ。今日のクラス、「論文の書き方」まで時間あるし、外に出るの面倒だし…。

また、ピーナッツないかなーなんて思っていたら、電話がかかってきました。大学の友人です。「あ、マサー、元気―?」こんな時に元気なんて聞くなよオイ。話なんてそっちのけで、受話器を置きました。その時、「そうだ!!親がいるじゃんTELしてなんか食料送ってもらおう。」さっそく、親にかける、母がでる。「あ、おかーさん、ボンカレーとカップラーメン送って!」気づくと授業の時間、「じゃ、時間ないから」。…ボンカレーと言い捨てられて、電話をきられた母はどう思ったかな?あとで考えるのでした。

一言: 困ったときの親だのみ。結局最後は親なんだから…。

まだ、めまいがするー。でも、今日の夜は教育学部にいる日本人の人が主催したパーティーがあるのだ。日本食の予感。(うれしー!!!)さー、リーディングがんばるぞ!

…さー、パーティの時間になりました。「パーティーいかないかんねん。どっどっどっど、どっどっどっど。」なんてバーターさんをしながらパーティにどんな人がいるんだろなんて思ってわくわく気分。おじゃましまーす。十人ぐらいの人たちがいろいろな話をしています。みんなハーバードの人です。久しぶりの日本語にわくわくしながら、テーブルをみると…から揚げあるねん、いなり寿司あるねん、いろいろあるねん。感動して食べまくりました。ありがとう!!さー、おなかもいっぱいだし、だれかとはなすかー。いろいろな人に自己紹介をして学校の話をしていました。なかには、東大から、政治の行政なんちゃらに入ってそこから、ハーバードに送り出され、しかもおとーさまが衆議院というサラブレット28歳さんなんかもいて、やっぱすげーなハーバードはなんて思いました。困ったことがあったら、連絡してなんていってくれる人ばかりでとっても嬉しかったです。しいといえば、みんな30歳ぐらいで、難しい話が多かったのが、大変でしたが、とにかく嬉しかったです。

アメリカにいるんだから日本人とは話さないなんて人をよく見かけますが、そんな事いうより、同じ日本人なんだから助け合おうよ、というのが僕のいけんです。困った時はお互い様、そんな暖かい考えをもった人種は日本人だけですよ。

一言: 日本人ってあったかい…。

お大事に…

みなさん覚えていますか?前回、僕が注射をうたないとハーバードに残れないという事を…。てなわけで、予防注射をうちにいきます。さて、どこで出来るのだろうか…?まー、大学病院がいいか。ハーバードだし、安全そうだから。

電話番号を調べて電話します。「あ、もしもし、予防注射うちたいんですけど…。」むこうの人は、「いいですけど、一本50ドルです。」え、予防注射ってそんなに高いのですか…。注射だけを研究しているおじーちゃんとかがやってくれるのかな…。「もっと、安いところしりませんか?」「それだったら、隣町に一本10ドルの所があります。」ということで、僕は隣町のお医者さんにいきました。

あれ、なかなか、見つからん。道をてくてく歩きながらきょろきょろしてます。同じ道をいったりきたり30分。ある疑問が僕の頭をよぎりました。「ひょっとして、さっきからとおり過ぎているこの赤い十字架のところがそうなのかな?」しかし、サインがスペイン語なんですけど…。

とりあえず、入ってみよう。カウンターで聞きました。そしたら、カタコト英語でかえってきます。しかも、発音がよく分からん。しょうがないのでハーバードからもらった、青い紙をみせたら。「OK、OK。」といって、僕を奥の部屋に連れて行きます。

なにがOKなんだろなんて思っていると、そのおばちゃんが注射を3本持ってきました。「OK?」おばちゃんは言うと僕の腕をまくり始めました。こいつは「OK」しか言えんのかーなんて突っ込みたかったのですが。そんな事をやるまもなく、「プチッ」僕の腕に注射が刺さりました。しかも、めちゃくちゃ、痛いではないか! おい、空気とか入ってないでしょうね…。 僕の不安とはうらはらに、にこにこ顔で2本目をうつおばさん。 そして、決めゼリフの「OK?」を連発して3本目をうちました。 はい、3つの病原菌を持つ男の出来上がり。 そして、青い紙にサインをして「サンキュ」といって去っていきました。 カウンターで30ドルを払ったあと、「今日は一日安静にしておこう。」と不安げに口ずさむ僕でした。

一言: コミュニケイションは大事です。 あまりにも、リスキーなチャレンジはしない方が…。

朝起きたら、ちょっとめまいがした。どうしたんだろ?鏡の前に立ってみる。「おー、相変わらずかっこいいなー。」なんて一人で馬鹿なこと思っていると、急にくらくらくら。偶然体重計の上に乗っかった。

!!!カリフォルニアにいた時より10キロ痩せとるやん!そーいや、このごろ、昼一食サンドイッチしか食べてないなー。これはいかん。栄養つけんと本当に死んでしまう。でも、一人で飯食いたくないからなー。とりあえず、親に電話して「とーさん、なんかくいもん送って。」いいました。それから、家の中で食べ物を探すと…ピーナッツの袋が一つありました。久しぶりにこんな幸せな気分を味わいました。一粒のピーナッツをかじるたびにお百姓さんありがとう!!なんておもいながら、エチオピアの人たちを思うのでした。(オイオイ、おまえ危ないよ。)

一言: 気分はもうエチオピアン!うー!(なんでやねん)

いま、何ページ?

金曜日はクラスがありません。でも、溜まっているリーディングをするために図書館に行きました。さー、今週残っている分は200ページで来週の分は…きゅ、920ページアンド、ラボで使っているソフトウェアマニュアル500ページですか…。日記なんて書いている場合じゃないですね。

…気づいたら時間はもう9時。今日は一日中読んでたな。300ページは終わったぞ。でも、よく考えたら、何かいてあったか覚えていない!!帰り道、友達のワンダさんに会いました。「リーディングどーしてる?」聞くと、「やってるよ、でも、ノートを取りながらやってるから、時間がかかる。コンセプト難しいからね。」やっぱり、うわべだけの見るだけリーディングはだめだと思った。こういう人たちと対等に論議するにはキチンと理解しなきゃ。あしたから、僕もノート取ってがんばろ、でも何時間かかるんだろ?気がとおくなってきたよ。トホホホホ。

一言: 全部読めなくても深く理解できるものがあったほうがいいです。

今日のクラスは「テクノロジーの活用論」のクラスです。この教授は昨日の「テクノロジーと教育の発展論」の教授と同じ人です。まー、最初のクラスなので自己紹介とクラスの方針を話しました。今日は軽く、「先生や親のテクノロジーについての理解」のことを話しました。

基本的に先生や親はコンピューターを買ってもそれを子供に与えるだけで具体的なことを一つも考えていない。また、コンピューターを買って使わせればどうにかなると思っているだけで、どのように使わせればいいかなんてまったく考えてないと言うことです。これはとても的を得た考えだと思います。このコンセプトは教育とテクノロジーを合体させる上でとても大切なことだと思いました。

さー、今日はためになった。家に帰りポストを開けると青々した封筒が一枚入っていました。それもハーバードからです。え、やっぱり不合格ですなんてことないよね…。恐る恐るあけて、目をとうしてみると、「退学(エクスペル)」と言う単語が見えるではないか。オーマイガー、この日記もきょうで終わりかー。そんなこと言っている場合ではないでしょ。落ち着いて手紙を読んでみると。「生徒へ、あなたはハーバードに予防注射を受けたと言う証明をだしていない。10月24日までに出さないと退学処分にする。」ほっ、としている場合じゃないよ。僕は予防注射なんて小学校以来うってない。ということは…注射うちに行くしかないのかなー。10年間うってないと何本うつんだろ。でも、うつしかないならしょうがないか。とりあえず部屋にかえって教科書を開きました。

一言: 注射は外国人の留学生は絶対に必要とされるので準備しとくこと。

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