1998年10月アーカイブ

さ~、ここが今日から僕の住むところかって感じでバスを降りました。TAXIを呼んで僕の大学寮の名前を告げました。この寮は大学から送られてきたパンフレットをみて選びました。ケンブリッジには約30の大学寮があります。その中には進化論のダーウィンさんの寮や王女様が行っていた所、未だに王様が寄付した財宝で運営されているところなどがあります。

僕の寮の名前は「Wolfson College」です。パンフレットには「街の中心から近く、新しい。また、メインの図書館にも近くツーリストに邪魔されない静かなところにあります。」といっていました。もう、どんなすばらしいところかワクワクです。タクシーの窓からいろんな寮がみえてきます。「お、すげー、お城みたいジャン」というようなところばかりです。

街の中心もにぎわっているな~なんて感動していると、タクシーはだんだん街の中心から遠ざかっていくのでした…。あれ、だまされてんのかな?なんておもいながら約10分。舌をだした間抜けライオンの門の前にタクシーはとまりました。僕の寮は人里離れたところにありました。マジここなの?タクシーの運転手に確かめると「ここだよ」となまった英語で帰ってきました。

「どこが街から近いねん!!」ってタクシーの運ちゃんにツッコんでも、しょうがないので我慢してタクシーをおりました。でも、ま~、あたらしいから諦めよう…。ショックを隠せないまま、寮の事務局にいきました。ここの寮は新しい部屋と古い部屋があります。僕はここの新しい部屋がとてもきれいだという理由でここを選びました。申し込み書にも手紙で「僕は広くて新しい個人部屋でトイレ・シャワー付の1階庭側の部屋をお願いします。」と添付しました。

ふっふっふ、ちょっと、遠いけど僕のすばらしい生活が始まるんだ、なんて、おどけながら部屋の方へいきました。…あれ、これって古い部屋?新しいところを通りこして古い部屋のほうに来てしまいました。しかも、階段上がる?3階だての3階の部屋です。窓を見ると洗濯小屋が下に見えます。裏側じゃん…。そして、とどめにルームメイト付きでトイレ・シャワーはもちろん共有です…。

なんじゃこりゃ~。ちゃぶ台持ってきてひっくり返したい心境です。全部、僕の指定の反対なのです。その夜、食堂で会った人と話していたらその人は僕よりずっと後に部屋を要求したのに新しい部屋をもらったそうです。…なんでだろう…。嫌われてるのかな?金髪のせいかな?なんてわけのわからんことを思いました。でも、まーいいかどうにかなるさって感じで思っちゃいました。だって、勉強するためにきたんだもん。(半分、遊び気分だが…)でも、この時、僕は実家からくる8箱の荷物を3階までどうやって運ぶかなんて、これぽっちの考えていませんでした。ゴーン。

一言: この部屋になった理由は次回に書きます。(自分なりの解釈だけど…)

ついに来ました。ケンブリッジ大学です。何を血迷ったか、ここで博士号を取ることになってしまいました。博士号ですよ。僕が…。P・H・Dですよ。(くどいって)だって、願書なんて100%「アメリカンじょーく」って感じで出したから、自分でも笑えんジョークになってしまった。きっと、僕の願書を見ていただいたお偉い教授の目がめちゃ悪かったんだろうと思ってます。本当に「サンキュー、メガネ買ってやるぜ、教授!」って感じで感謝しています。(本当に失礼なやつ)

実は僕はある目標を胸にここに来ました。前回、ハーバードでは、「エリート」と言うものに近づけるように努力しました。結局、自分がどこまでそれに近づけたかは知りませんが、無事卒業することができました。今回は、さらにハードなハードルに挑戦することにしました。やっぱり、イギリスといったら、なんてったって「貴族」でしょう。僕はここで「貴族」にできるだけ近づこうと思っています。

その手始めとして髪を金髪にすることにしました。(笑)だって、むかしから貴族といったらブロンドの髪に白馬でしょう…。ダイアナ妃の息子さんを見て見なさい!白馬はちょっとつらいので、とりあえず金髪から…。貴族というより芸人の血が騒いだんでしょう。いやはや、よい子は真似しないようにっと。

とりあえず、美容院へGO!お姉さんに「みんなの驚くような髪にしてください。」って言いました。美容院に入って約二時間、めでたく僕の髪はメタリックグリーンになりました。「…。」鏡をみて思いました。「ららら、むじんくん、ららら…」貴族というより、むじんくんやんけ…。いきなり、初日から貴族じゃなくて宇宙人になってしまいました。そのうち、写真を見せますが、結構やります。すれ違うアジア系の人々には「一体コイツはナニ人だろう。」そんな顔をしてすれ違っていきます。でも、実は自分では気に入っています。ただ、心に決めたことは、「僕の髪を見て泣き出す子供がいたら、黒に戻そう。」って事でした。とほほほほ…。(涙)

一言: 地球よってく?

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